GCキャストウェルには、金や銀、パラジウムなどの貴金属が含まれているため、買取が可能な歯科金属系スクラップの一つです。GCキャストウェルの売却をお考えの場合、「このGCキャストウェルは買取してもらえるのか？」「買取価格はいくらくらいだろう？」などの疑問をお持ちの方もいるでしょう。
そこで今回は、GCキャストウェルの基本的な知識を交えながらGCキャストウェルの買取について解説していきます。

GCキャストウェルとは？

GCキャストウェルとは、株式会社ジーシー（GC）の歯科金属用12％金パラの「GCキャストウェル M.C.12％」のことです。

金パラとは、一般に「金銀パラジウム合金」のことを指し、歯科用金属の鋳造用として使用されている金属の一つです。金、銀、パラジウムのほか銅などの他の金属を含む合金です。GCキャストウェル M.C.12％には、金12％、銀46％、パラジウム20％、銅20％が含まれています。

GCキャストウェルは、1包30g単位で販売されています。1枚の重量は約1gでなので1包30枚入りです。1枚の寸法は縦が約6.3mm、横が約9.5mm、厚さが約1.6mmです。

GCキャストウェルの特徴

GCキャストウェルは、鋳造性と手軽さとを両立させているところに特徴があります。熱処理により、「硬さ」と「弾性」を発揮する上に、粘り強い「靭性（じんせい）」を持ちます。

GCキャストウェルが使われる歯科用金属には、インレー、クラウン、ブリッジ、クラスプ、バー、鋳造床などがあります。

これらを作るために、軟化処理や硬化処理をします。軟化処理をするには、鋳造物を電気炉にて約700℃で5分間均一に加熱し、水中急冷することが必要です。一方で、硬化処理をするには軟化処理後、400℃の電気炉に入れ、15～20分間加熱後、室温にて放冷することが必要です。

GCキャストウェルは買取できる？

GCキャストウェルは貴金属を含むため、精製後の貴金属の含有量によって、金、銀、パラジウムなどの買取が可能です。

実際、GCキャストウェルの買取査定の際には、精製・分析を行い、貴金属の量を測定します。

未開封・開封済みどちらでも、またどのような状態であっても、精製・分析および買取は可能です。貴金属の有無や量による価値で査定するためです。

GCキャストウェルの買取価格相場

GCキャストウェルは、含有されている貴金属量を精製・分析するために、全て一旦お預りの上で精錬分析を行い、後日含有されている貴金属を回収の上で御精算となります。

本記事を掲載した2019年9月時点において、未開封のGCキャストウェル30g（1包）の買取価格は5万円以上となっており、まずはお客様お手持ちのGCキャストウェルがあれば、お気軽にお問合せを頂ければと思います。

シカキンでは、最新鋭の精錬設備・分析機器を用いて高い貴金属回収率を実現しています。売却をご検討の方はぜひご参考ください。

まとめ

シカキンを運営している株式会社エスアールシーは、一般社団法人日本金地金流通協会の正規登録店ですので、安心してお取引いただけます。
歯科医院様をはじめ、歯科技工所様や個人様など、歯科用金属系スクラップを今より少しでも高く売却したいとお考えであれば、ぜひシカキンにお気軽にお問い合わせください。